2011/07/11

<旭山動物園>革命 を読みました

先日テレビで元園長の小菅正夫さんを見てファンになりました。
その小菅さんの著書です。

旭山動物園が日本一になったのは理想の動物園とは何かということを徹底的に考えたからだと思います。
動物園の飼育員4人でこんな施設があったらいいなあと実現できるかどうかは横においておいて考え続けた結果、目標が出来て実現することが出来たのだと思います。この本にもその様子が描かれています。

それに小菅さんは人や組織に関する考え方が素晴らしいです。以下は特に素晴らしいと思った部分の引用です。

・私はスターを必要としなかった。スターがいることで他の選手がそのスターに頼ってしまうため、チームとしては強くなれないのである。それより、素質があってもなくても、能力に差はあっても、たゆまぬ努力をしながら一つの目標に向かって一丸となっているチームの方が強い。

・個性派には細かなことは言っても始まらないので目標と対策だけを言って、後は自分がやったほうがいいと思ったことをやってくれと言った。何をどうやるかは自分の責任においてやってくれといったのだ。丸投げしているように映るかもしれないが、違う。結局は彼らのやり方を信頼し尊重したのだ。そういう個性がある人間ほど、人に言われてやるよりも、自分の意志でやったほうがやりがいを感じると思ったからだ。


旭山動物園は理想的な動物園づくりを目標にそのための細かい方法は各個人に任せるということでできた見事な動物園だと思いました。

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