2012/08/18

住宅価格は20年で半額!?消費税増税でも今すぐ家を買わなくていい理由

つい先日読んだニュースに人口減少の話題がありました。
総務省は7日、住民基本台帳に基づく今年3月31日現在の人口を発表した。
全国人口は、前年比26万3727人減の1億2665万9683人となり、減少は3年連続となった。
人口が減少することで日本の社会にもいろんな変化があると思います。

とりわけ土地価格は最も変化するのではないかと個人的には考えていましたが、土地価格に関してとても参考になる本に出会いました。榊淳司さんという方が書かれた【送料無料】磯野家のマイホーム戦略 [ 榊淳司 ]という本です。

著者の榊さんは今後20年間で土地は平均して半額なると予想されています。
都心の一等地は2割〜3割安、大都市の郊外は半額、郊外で不便なところだと8割安、地方の郊外だと9割安になっているだろうと予想しています。
正直、衝撃的な予想です。

その最大の理由は人口です。下の画像を見ると、紫色の部分の生産年齢人口が20年後には痩せているように見えます。特に下に行けば行くほど細いです。
2010年の人口
2030年の予想人口

また住宅は寿命が長いので、古いものは残り続けて中古在庫となり、そこに新築住宅の供給が毎年上積みされて供給住宅が増えるということも原因です。

消費税増税についても触れられていましたが、個人が売り手の中古住宅には消費税がからないそうです。仲介手数料にはかかります。
新築住宅には建物部分だけに消費税がかかって、土地価格にはかからないということでした。これは初めて知りました。

いずれにしても、土地の値下がりが諸費税増税分を上回るだろうということでした。

この本は、人口減少社会になったときには住宅をどうするかと数年前に私が考えた結論と同じになりましたので、自分の考えに自信が持てました。
  • 土地価格は下がり続けるので、今すぐに住宅は買わなくてもいい。
  • 郊外の新築マンションをローンで買うのは避けたほうがいい。(本によると20年後に価格が1/4に下がる可能性)
  • 買うなら、駅近・都心の中古住宅。
  • 中古を買ってリフォームする。
  • 賃貸住宅でリスクを回避、一生賃貸も。
著者が具体的にいくらぐらい下がると予想されていいるのは少し驚きでした。
土地価格が下がる事実は変えられないとしたら、安くなるメリットや新しく出てくる産業を考えるほうが楽しいですね。

【送料無料】磯野家のマイホーム戦略 [ 榊淳司 ]

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